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和菓子レシピ
月見の宴 芋名月

『月々に月見る月は、多かれど
       月見る月は、この月の月』

陰暦八月十五日の満月を仲秋の名月と言われ
芋名月、栗名月、豆名月などと秋の名月には、色々な呼び名が有ります。
秋の夜は長いもの、月の風情にもうっすらと霞んで観える月も有れば
うさぎさんの悪戯か、隠れんぼをしてしまう月も有ります。

そんな仲秋の月見の風情を和菓子に託して、ご家庭でも簡単に作れるよう
分り易い和菓子レシピにして皆さまにお届けいたします。
是非とも、お月見だんごに添えてお一つ召し上がってください。

月見の宴 芋名月

材料 (約10個分)  
裏漉しさつま芋 300g
グラニュー糖 90g
有塩バター 20g
生クリーム 任意

 

ポイント
薩摩芋のアク抜きを丁寧にすることで美味しい芋餡が作れます。
さつま芋餡を煉る時に、ヘラで混ぜ過ぎると餡が粘りますから充分気を付けてください。
グラニュー糖は甘味の好みで加減してください。
また、さつま芋によって甘味が違いますので、飽くまで砂糖の量は目安です。
香り付けにレモンを少量加えても美味しい餡になります。


製法
(1) さつま芋の表面を綺麗に洗い、1.5pぐらいの厚さの輪切りにして冷水を張ったボールに入れ、一晩、水をチョロチョロと出しながらアク抜きをする。
(芋の表皮を削ぎ落としても構いません。)
(2) 蒸し器に乾いた布巾を敷き、さつま芋の水気を切って入れ、30分ほど蒸し、スムーズに串が刺さるくらい柔らかくなるまで蒸します。
(3) 蒸し上がったら、冷めない内に目の細かいフルイで裏漉し正味目方を量ります。
さつま芋の正味の3割のグラニュー糖を計量します。
(但し、芋の甘味によって砂糖を加減してください。)
(4) さつま芋とグラニュー糖のそれぞれ三分の一ほどを鍋に入れ、弱い火で焦がさないように煉っていきます。
(5) 砂糖が溶けて柔らかくなったら、それぞれの残量の半分ずつを加えて煉っていきます。
この時、必要以上に掻き回さない様にしてください。掻き回し過ぎると、芋餡が粘って食べ口の悪いものになりますので注意してください。
同様に、再度、砂糖が溶けたら残りのさつま芋と砂糖を加えて煉っていきます。
(6) ちょっとシッカリした餡になったところで、バターを加えます。任意ですが、この時、同時に生クリームを少量入れてください。
但し、飽くまで和菓子ですので、生クリームを余り多く入れますとスイートポテト風になりますので注意してください。
(7) バターを加えてからは、シッカリしてた芋餡が滑らかな餡になります。
火を消して、餡を鍋一杯に広げ、おもむろにヘラで縁を払うと綺麗に餡が剥がれます。
(8) 出来上がったさつま芋餡を玉子豆腐容器に入れてしっかり押し込んでください。
芋羊羹の場合には、これで出来上がりです。
(9) 芋餡が冷めたら、少量ずつ細かいフルイで裏漉します。
(10) 藺草を無作為に作業台に敷き、筒状のワッパを置き裏漉した芋餡を入れ、途中何度か軽く押え、ワッパの中に餡を平均的に入れたのち、金ヘラなどで上から押さえ込み平らにします。
(備考)筒状のステンレスリングは、直径4.5p×高さ4pぐらいです。
(11) ワッパを逆さにして、下から押し出してお菓子を取り出します。
(12) 出来上がった筒状の縁をちょっと切り落とし出来上がりです。

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